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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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場所を代えて、ポートアイランドの神戸女子大学での分科会。
「自分探しの心理学」の講座に出席した。この講座を選んだ理由は,同名のワークブックが僕の実践の始まりの一つになったから。その著者に会いたいものだと思っていたのが実現した。金城学院大学の教授になっていらっしゃった川瀬正裕先生。前半の講義も面白かった。当時は目新しかった自分探しだが、それが流行するに連れて、単なる我が儘、自分勝手と勘違いされるようになった。その当たりを冷静に分析されていた。ワークの方は本にあったものであったが、原点に帰って生徒の立場になってやってみると面白かった。
昼からは、来年度の京都大会のために、兵庫の役員の方に裏話を聞いた。思わぬアクシデントの連続で、大変さを身に沁みて感じた。4年前は無我夢中でやっていたが、今回は先が見えるだけに苦しい。しかし、仲間の協力でなんとか成功に導いていきたい。
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第44回全国学校教育相談研究大会(兵庫大会)に参加した。
総会では、来年度京都で開催するメッセージを送った。
午前の講演会は、森田洋司氏。と言えば、いじめの研究で有名な先生。当時は大阪市立大学の教授だったが、今は某私立大学の学長。一貫して「私事化」を言っている。小泉も言ったが、子どもの心も「官から民へ」。こんな世の中で必要なのは、社会の規範を明確にし、徹底すること。森田先生ってこっなんだったかと思うぐらい身振り手振りのパフォーマンス。
午後は、國分康孝先生と久子先生の対談。テーマは「メンター」。お二人のメンターについて語られたのだが、さすが60年来の連れ合い、阿吽の呼吸で語られた。内容もさることながら、その様子に感動した。話を聞きながら、僕のメンターについて考えた。國分先生のように濃いメンターはいないが、中学の社会の担任のS先生とか、高校の国語のY先生とか、1年目の学校のK先生とか、教育相談のF先生とか、お世話になった、影響を受けた先生が多くいらっしゃった。そういう先生に支えられて、ここまでやってきた。願わくは、僕も生徒に何らかの影響を与えられたらいいのにと思う。
5連続研修の最終日、今日は、府立学校教育相談研究会の「臨床動作法」の研修。
臨床動作法は3回目、力を抜くのがポイントだが、少しずつできるようになってきた。昔は体を使うワークは苦手だったが、だんだんとできるようになった。午前中は講義で、午後から実技。今日は、椅子に座って、背中とか膝とかの力を抜いて、重力に任せて前屈していく動作。知らず知らず二力がはいっていて思うように曲がらない。普段力を入れることはよくしているが、本当に力を抜くのは難しいものだ。
研修週間4日目、京都学校教育相談研究大会。僕も役員になっている、今年で31回目を迎える伝統と実績のある研究会。
午後の分科会で、京都大学の皆藤先生の風景構成法の世話人をした。本当に勉強になる研修であった。
風景構成法は、見守り役の指示に従って、やりとりをしながら、川、山、田、道、家、木、人、花、生き物、石の順番で描いていく描画療法で、描き手と見守り役の関係の中で、描き手の心の中を風景画にしていく共同作業。一番大切なことは、絵の上手下手ではなく、見守り役は描き手がどんな絵を描いても揺るがず、描き手の前に存在し続け、描き手を守ること。
まず、見守り役がA4の用紙を横にして「枠」を描く。これは描き手の守りになる。ただ、強制とも取られることがある。そこから2人の信頼関係が始まる。
順番にも意味がある。「川」は画面を分断する。でも、考えれば、人は母親とのへその緒と分断される所から生が始まる。分断されることで、関係を求めようとするようになる。「山」は命を守るもの。「田」は人の営み、文化。「道」は関係性、空間を繋ぐもの。ただ、ここで指示はないが、「橋」を描くかどうかがポイントになる。「家」を描いて、それを守る「木」を描く。そうして守ってくれるものを描いてから安心して「人」を描く。次に「生き物」を描かないのは、「人」と同じ動くものを描くにはエネルギーがいるので、その間に安らぎである「花」を描く。最後の「石」は人との関わりが深く多様性の象徴。
最後に、裏に署名して、描き手と見守り役の関係が、この世に一つしかない、二度と同じものが描けない作品を完成した、描き手のアイデンティティを確定して、閉じる。
やりとりをすることによって、関係性を築いていく、まさにカウンセリングの本質である。
研修週間、今日は滋賀県高等学校教育相談研究会に呼んでもらって、研修会の講師を1日務めた。
午前は、初の試みの、インプロを使った使ったコミュニケーション実習。名前回しから初めて、イメージボールや、ワンワード、ワンセンテンス、トランプステータス、イエス・アンド、ジブリッシュ、エクステンドとアドバンスなど、小技を連発した。僕自身、本を読んだのは、鈴木さんから2回実習を受けただけの見よう見まね、でも、授業では何回か使っているので、行けるだろうという感触はあった。
午後は、去年南山大学で体験した、声のヒーリング。これも、授業で2回程試している。最後は、リアル人生ゲーム。これは、大人相手にも4回目、生徒相手なら数えきれないほどやった。大人にとっては、人生の半ばを過ぎているので、もしやり直すならという視点が入って、却って真剣になる。遊びで違う人生をやろうと思っても、ついつい、今の人生と同じ価値観になってしまう。
最後の質疑応答では、僕も含めて、みんなぐったり疲れていた。午前中のハードワークの疲れが出たのか、午後のリアル人生ゲームに真剣になり過ぎたのか。
書いてもらった感想を見ると、おおむね好評だった。
いつものことだが、実習の講師というのは、あまり喋ったりしないのに、終わってみると本当にぐったりしてしまう。うまく進むか、何か起こらないか、たえず気をつかい続けるからだろうか。
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