教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
3連休の最終日、今日も快晴。こんな日はフラフラと出かけたくなるのですが、例によってベランダにビーチパラソルを立てて読書三昧。
有川浩はうまい作家ですね。「阪急電車」というから「電車男」みたいかと思いきや、阪急宝塚線の8駅で乗り合わせた人々の交錯をつむぎ合わせた見事な構成になっている。関西の私鉄で阪急沿線は高級感が漂い、その中でも宝塚線はオシャレである。有川自身が住んでいることもあるが、目の付けどころも良い。電車に乗っていて、行きずりの関係ってあるよね。そこで短い会話を交わしたこともある。そんな会話の連鎖って現実にもある。会話は複数の人の間で起こる。同じ会話をしても、そのそれぞれの人が抱く感想はまちまちで、何気ない会話がその後の行動に何らかの影響を与えることもある。この小説のように人生に関わることはないまでも、そういうこともあるかもしれないという幻想は抱くことは可能だ。そんなふうに人と人がつながっていたら、そういう生活ができたらいいのにと憧れを抱くことも許される。小説だから虚構ではあるが、そうなったら人生楽しいだろうなぁと夢を見させてくれる、さすが有川浩だ。
有川浩はうまい作家ですね。「阪急電車」というから「電車男」みたいかと思いきや、阪急宝塚線の8駅で乗り合わせた人々の交錯をつむぎ合わせた見事な構成になっている。関西の私鉄で阪急沿線は高級感が漂い、その中でも宝塚線はオシャレである。有川自身が住んでいることもあるが、目の付けどころも良い。電車に乗っていて、行きずりの関係ってあるよね。そこで短い会話を交わしたこともある。そんな会話の連鎖って現実にもある。会話は複数の人の間で起こる。同じ会話をしても、そのそれぞれの人が抱く感想はまちまちで、何気ない会話がその後の行動に何らかの影響を与えることもある。この小説のように人生に関わることはないまでも、そういうこともあるかもしれないという幻想は抱くことは可能だ。そんなふうに人と人がつながっていたら、そういう生活ができたらいいのにと憧れを抱くことも許される。小説だから虚構ではあるが、そうなったら人生楽しいだろうなぁと夢を見させてくれる、さすが有川浩だ。
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