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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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映画の日、しかも日曜日。ネットでチケット予約をして、ど真ん中で見ました。館内は満員、さすが話題作です。
原作は2回読みました。感動しました。だから、かなり期待していました。期待が大きすぎたのか、いやいやアレだけの長編をたった3時間半、途中でインターミッションが入れてでも納められるものではありません。映画の限界でしょう。でも、その割にはよくできていました。配役もよかった。
国民航空というのは日本航空、御巣鷹山にジャンボ機が墜落した事故。事故は起こるべくして起こった、整備不良である。その背景には、過酷な労働状況がある。それを改善すべく会社と交渉した恩地元が主人公。報復人事として、腐り切った経営陣は9年間海外僻地勤務を強いられる。
ようやく政治主導で、良識ある経営者が送り込まれるが、政治主導で辞任させる。腐り切った政治家。
その延長線上に、今の経営不振の日本航空がある。経営陣は500人を越える犠牲者の死から何も反省しなかった。潰れるべくして潰れる会社。その中でも、懸命に再生を考える人もいる。会社を一括りにはできない。でも、経営陣の責任は拭えない。そうした社会悪を描く迫力はもう一つなかった。道徳的な善悪を追究する映画ではない。
もう一つは、親子の価値観。恩地は国民航空の社員としての矜持を守るために、家族は犠牲になる。反発していた子どもも、家庭を持って初めて、父親の矜持を何となく理解する。
新しい会長と総理大臣の橋渡し役になる人物は、テレビで放映している「不毛地帯」の主人公壱岐正である。色々な所で、山崎ワールドが展開している。
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