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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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7組で学び合いもどきの2回目。
今日は、第1段落のペアリーディングに挑戦。
学習プリントで読みと意味を確認した後、範読しないで、いきなりペアリーディングさせた。
全員もれなく取り組んでくれた。僕がブラブラしているので、読めない箇所は質問してくれる。
その後、4人チームで、チェックプリントの解答をさせた。
舞姫のあらすじについて書かれた文章を、正しければ〇、間違っていれば正しく直すという作業だ。
1人で読むと分からなくても、4人でアーダコーダと言っている内に読めてくる。すると、面白くなってますます議論する。良い回転だった。
やはり、学び合いするには、ふさわしい課題が必要である。
課題が成功するかどうか、それは実践で培った勘というより、分析力であるだろう。
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新しい学校での初授業。
前任校のように、生徒が学意欲があることが前提にならないだけに、勝負がかかる。
その中で、大胆にも(?)学び合いにチャレンジする。
と言っても、任せっきりではなく、生徒に話し合う時間を取る程度のもの。でも、うちの学校では初の試みであるらしく、どうなるかスリリングである。
「仕事か恋愛か」という、『舞姫』のあらすじを身の上相談仕立てにしたものを提示し、T(豊太郎)ならどちらを選ぶべきか、その理由も書かせて、それを4人チームで交流する。
なんとか書かせるのが一苦労。机間巡視をしながら、書くように促す。
そして交流するのが二苦労。すんなり始めてくれるチームもあるが、どうしていいか戸惑っているチーム、初めから交流する気のないチーム。
これが自然体でしょう。すべてのチームがすんなり話し合いに入るなんて、しかも初めての授業ではありえないこと。
それでも、促しながらすると、9割のチームが交流してくれた。その深さは問わない。
まずはこの程度から。

ホントの最終回。

恒例の「舞姫ワルモノ探し」
豊太郎、エリス、相沢、大臣、豊太郎の母、エリスの母、留学生
の7人の登場人物を、悪いと思う順番に番号を付ける。
最初は個人作業で行い、7人グループで合意して順位を決める。
いわゆる正解のないタイプのコンセンサスゲームです。
ただ、一つ仕掛けがあります。
一人ずつ誰かの弁護役になります。
ことえ自分が一番悪いと思っていても、その人物の弁護役になれば、なんとか順位を下げるように努力しなければなりません。
これは弁護士と同じです。
(母胎復帰なんて「しょうがない」ことしか考えられない弁護士と同じです)

結果的には、どのグループも豊太郎が一番、留学生が2番になりました。
このゲームによって、留学生以外は弁護の余地がある。
お互いがやむを得ない状況の中で動いていたことを理解させる。
いい締めくくりになった。

授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm

 


太田豊太郎と森鴎外を異同を考え、「舞姫」執筆の意図に迫るダイナミックな授業。
実妹の小金井喜美子の文章を読んで、エリスが実在した共学の事実を知る。
しかし、実在のエリスは鴎外を追って来日するぐらいだから、妊娠も発狂もしていない。
しかも、母親は死んでおらず、エリスを追い返すために獅子奮迅の大活躍。

エリスを追い返した直後に、政略結婚をさせられる。
そして、結婚後に「舞姫」を発表。
そして、離婚している。
ということは、「舞姫」は離婚するために書いたのか?母への当てつけか?
話が低次元になってしまう。
母への恨みつらみを書くなら、母親が生きていて、エリスとの仲を引き裂く方が効果的。

それに、相沢への人知れぬ恨みも気になる。
相沢個人に怨嗟をぶつけても何の効果もないことぐらい、鴎外はわかっている。
とするなら、相沢個人でなく、相沢に代表される、出世を第一とする国家官僚システムへの抗議ではないか。

実際、鴎外は自分の墓に「大正」という年号を刻ませなかったし、
子どもには、オットーだの、フリッツだの、アンヌだの、西洋人の名前を付けている。
つまり、鴎外は大の日本嫌いだったのだ。

エリスを妊娠させ発狂させ捨てたように誇張して書いたのも、出世が愛をいかに凌辱するかを描くためではなかったか。

「舞姫」いいですね。
鴎外、気骨がありますね。
さすが、面食いです。

授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm

 


今日からまとめの授業。
27時間もやってまだやるの?
とはいうものの、せっかく読破したのだから、構造を分析したくなる。

今日は、「出世と愛情のバロメーター」と題したプリントを配布し、
第2段落から場面ごとに、登場人物の確認と出世と愛情の比率を考える。

母と官長が登場しなくなるのと入れ代わりに登場するのが相沢。
母+官長=相沢。
相沢は母の愛情に代わる友情と、出世に導く仕事の両方を兼ね備えたキャラということがわかる?
そして、相沢とエリスは同じ場所に共存する場面が1回しかない。
それ以外は、豊太郎と相沢、豊太郎とエリス。
唯一の場面は、相沢が様子を見に訪れる最後のシーン。
しかし、その時、豊太郎は意識不明。
そいうことは、3人がまともに顔を合わせる場面はなかった。
もっとも、最後の場面で、豊太郎の意識が戻って、3つどもえになれば………。

出世と愛情の比率は、いろいろな考え方があって面白い。
正解はないのだが、数字を板書して、解釈していくことによって、その時の豊太郎をどのようにとらえていたかがよく分かる。

次回、驚愕の真実。

授業の詳細は、http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/maihime03.htm

 

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