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教育の職人のぶさんの、国語教育とカウンセリング(公認心理師)、グループワークとキャリア教育、長年鍛えた職人技をお目にかけます。
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国語表現は、論理的な文章を書こう。
つまりは小論文です。
①様々な発想法を使って材料集め。
②様々な収束法を使ってグループ分け。
③ピラミッドストラクチャーを作って構想作り。
④清書。
今日は、③のピラミッドストラクチャー。
直訳すれば、積み上げ式構築図。
①で集めたデータを、
②で整理したポイントに分け、
そこから結論を考え、
最後に書き出しを考える。
それを一つの図にしたもの。
その図を見ながら書いていくと、自然に論理的な文章が完成する。
今日は、チームを作り、
出来上がった構想を口頭で説明する。
メンバーは質問したりアドバイスしたりする。
すると、未整理だった部分が明らかになったり、
思いつかなかったアイデアが浮かんだり、
自分の書こうと思う事柄が、
より広がり、より深まる。
人の構想も聞ける。
アドバイスすることで役に立てる。
一石何鳥にもなるスグレモノのプログラムです。
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2年の「こころ」は、私が最後の決断で、
奥さんにお嬢さんとの結婚を談判する場面。
私と奥さんのやりとりを板書して、
不思議な所がないか質問しました。
問題発見学習とでもいいましょうか。
奥さんが、お嬢さんの意向すら聞く必要がない、
なぜなら、あの子が不承知なところにやるはずがないから。
そうです、奥さんとお嬢さんは仕組んだのです。
Kにわざとやさしくして、私に嫉妬させ、
結婚の申込を促進させたのです。
それに気づいた時、生徒たちは一斉に、
「ホーッ」という歓声を上げてくれました。
2年生の「こころ」もヤマ場です。
今日は、図書館でKが私を誘う場面から、
上野公園でのやりとり、
その晩の襖事件と翌朝のやりとりの場面の、
セリフとト書きを書いたプリントを配布し、
4人チームになり、
私のセリフとト書き、Kのセリフとト書きを読む役割を分担させ、
ローテーションで4回、一人がすべての役をさせました。
目的は、Kの覚悟の意味を考えるための疑似体験です。
生徒は楽しくやってくれました。
そして、生徒の出した結論は、
告白する覚悟が5チーム、
諦める覚悟が3チーム、
その他が2チームで、内1チームが自殺の覚悟。
念入りにやったつもりですが、やはり生徒の感覚はこんなもんですかね。
これから徐々に、真実に迫っていきます。
なんとなく授業が煮詰まっている。
生徒は静かに聞いているのだが、
教師の方に不全感がある。
綿密に教材研究をして、授業案として展開まで考えて授業に臨む。
でも、机上で考えた展開案は、理詰めで、授業していて息苦しいのだ。
実際の授業では、臨機応変、縦横無尽に展開できれば、不全感も解消される。
それには、本当の意味で、教材が頭に入っていなければならないのだろう。
いくつになっても、授業は難しい。
「国語表現」の授業。
今日から2回で、チームに別れて、模擬店の出店計画を考える。
条件と手順を書いたプリントは配布したが、それだけ。
生徒が話し合ってくれるか心配だった。
ところが、それは杞憂にすぎなかった。
どのチームも大いに盛り上がって話し合ってくれた。
本当にいい生徒たちだ。若さと言うのは素晴らしい。
感想にも、「考えることは楽しい」と書いてくれた。
そうなんです、本当は、考えることは楽しいことなのです。
そう感じてくれたのだから、この授業は大成功でしょう。
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